東京福井間・新幹線で格安移動・途中下車可能で3,000円もお得!?&時間に関した注意点も!

東京福井間・新幹線で格安移動・途中下車可能で3,000円もお得!?&時間に関した注意点も!

9月上旬から、仕事で定期的に福井県に行く機会があります。11月末まで何度か東京と福井を往復する形になるのですが、東京から福井まで新幹線移動をするには、北陸新幹線金沢経由と東海道新幹線米原経由の2つのルートがあります。

新幹線ですから、当然それなりに交通費がかかるもの。せっかく何度も足を運ぶのであれば、色々な移動手段を試したいと思うのはもちろん、何か格安移動法があるはずだと調べていたら、約3,000円お得になる格安移動方法を見つけました!

昨日の記事でもお伝えした通り、台風の影響で広島滞在が1日延長となったわけですが、一夜明けて、広島は驚くほど普通の天候です。 広島は割と天候...

以前書いた、東京・広島間の移動手段比較に続く第2弾! 東京福井間の移動方法手段について、特集してみたいと思います!

安く新幹線で移動する方法を理解するために必要! 新幹線の乗車券購入の仕組みについて理解する

まずは新幹線の乗車券の仕組みについて確認をしてみます。

例えば、東京から金沢まで、北陸新幹線を使って移動するといくらかかるのか、「Yahoo乗り換え案内」で調べてみると、以下のようになります。

東京から金沢を新幹線で移動した場合の料金と時間

簡単にいうと、通常の乗車券+特急券(指定席の場合はさらに指定席料金が加算)という構成になっています。東京・金沢間の例であれば、

  • 通常の乗車券:7,340円
  • 新幹線の特急券:6,260円

となります。

そして、券売機などで新幹線の切符を買うと気付きやすいのですが、新幹線の乗車券と特急券は、別々に購入することができます。

新幹線の窓口を機械で購入するときの画面

購入時の画面を掲載してみました。
確かに、画面右下あたりに「乗車券のみを購入(新幹線利用」という項目があるのがわかりますよね!

ここが今回ご紹介する、東京福井間を新幹線を使って安く移動できる裏技のポイントです。

東京福井間、新幹線+在来線特急の乗車券を普通に購入して移動する方法と、安く購入して移動する方法の比較

ここからが本題! 東京福井間を通常よりも安く新幹線で移動できる方法について見ていきたいと思います。

東京福井間を通常通り新幹線+在来線特急で移動する方法

2016年時点で、東京福井間は新幹線1本で直接行くことができません。方法としては

  1. 北陸新幹線で東京から金沢まで行き、金沢から特急サンダーバードで福井まで移動する
  2. 東海道新幹線で東京から米原あるいは京都まで移動し、特急しらさぎ(京都経由の場合は特急サンダーバード)で移動する

となります。
Yahoo乗り換え案内で東京福井間の移動方法を調べてみると・・・

東京福井間の乗り換え案内

上記にもある、東海道新幹線で米原まで行き、そこから乗り換えて福井に行く方法が一番安く、片道13,880円・往復で27,760円かかる計算になります。

この乗り方通りの乗車券を購入する場合、例えば東京駅で往復分の乗車券をまとめて購入するか、あるいは東京駅で行きの乗車券を、福井駅で帰りの乗車券を購入するのが容易に想像出来ると思います。

ちなみに北陸新幹線で金沢を経由して東京から福井に移動すると片道15,200円、京都経由で東京から福井に移動すると片道15,610円になります。

東京福井間(東京発)、北陸新幹線をうまく使って安く新幹線の乗車券を購入する方法

では、北陸新幹線をうまく使って新幹線の乗車券を購入するとどうなるのか? 実際にやってみました。

1、電車の乗車券のみを単体で購入(例:東京→金沢→米原→品川)

まずは、乗車券のみを単体で購入します。具体的には、東京駅から乗車した場合、「東京→金沢→米原→品川」というように購入します。(逆ルートで、品川→米原→金沢→東京でもOKです)

東京から金沢経由で横浜へ行く乗車券を購入

僕の場合は自宅事情などもあり、新横浜下車としましたが、品川までの乗車券にしても値段はそんなに変わりません。実際にYahoo乗り換え案内で調べてみると

東京品川間を金沢経由として乗車券で購入する場合

このように、通常の乗車券は、先ほど僕が実際に購入した乗車券と同じく、12,960円なのがわかると思います。

JRの乗車券は長距離割引というのがあるようで、東京から品川まで、金沢・米原経由で移動すると確かに100km以上の長距離扱いになるので、割引になるということなんですね!

2、新幹線及び在来線特急の特急券を別途購入

先ほどの画像に答えが集約されてはいるのですが、乗車券のみを先に購入した後に、今度は新幹線や特急などの「特急券のみ」を別途購入します。

東京福井間であれば、「東京→金沢」の区間と「米原→品川(新横浜)」の区間については新幹線、そして2016年10月の時点では「金沢→福井」の区間と「福井→米原」の区間が特急券がそれぞれ必要になる区間です。実際の値段ですが、

  • 東京→金沢(北陸新幹線):6,260円
  • 金沢→福井(サンダーバード):1,180円
  • 福井→米原(しらさぎ):1,180円
  • 米原→品川(新横浜):4,540円

以上のようになり、特急券の合計が13,160円となります。乗車券のみの購入金額が12,960円なので、特急券と合計すると26,120円となり、特急券込みで往復乗車券をまとめて購入するよりも安くなるのです!

今回の場合、福井で途中下車するために特急券を4区間で購入する必要が出てくることから上記の値段になっているのですが、金沢米原を一本で行くのであれば、特急券の金額は約半分で済むので、非常にお得になります。

新幹線+在来線特急は、連続して買うことで乗り継ぎ割引が生じ、更にお得な値段で乗車券を購入可能!

さらに乗車券の料金がお得になる方法があります。

実は、新幹線と在来線の特急券は、連続して乗車することで在来線特急券の半額割引制度というものがあります。
たとえば、東京から金沢経由で福井まで移動した場合、上記のように、金沢→福井を特急サンダーバードで移動すると1,180円なのですが、改めてyahoo乗り換え案内で東京→福井の移動を調べてみると・・・

東京福井間の移動をYahoo乗り換え案内で調べてみた結果

なんと、確かによく見ると、金沢→福井の特急券の料金が、通常の半額の590円になっています!
ちなみに、福井→東京(米原経由)の移動を調べてみると・・・

福井東京(米原経由)の移動をyahoo乗り換え案内で調べてみる

こちらも通常1,180円のところが、特急券の料金が半額の590円になっています!
ということは、合計すると1,180円更に割引になるということです!

この半額割引制度、適用するには条件があるそうでして、

  1. 在来線特急と新幹線の特急券を同時購入すること
  2. 新幹線→在来線、に乗り継ぎする場合は当日中に両方に乗車すること。在来線→新幹線に乗り継ぎする場合は翌日までに乗り継ぎすること

というものです。
ちなみに、東京駅・博多駅・九州新幹線などではこの制度が適用されないようです。

特急券と乗車券を別々に購入することでのメリットは、なんといっても途中下車が出来ること!

途中下車で立ち寄った金沢近江町市場

今回ご紹介している、通常よりも安く新幹線で移動する方法のメリットですが、なんといっても途中下車が出来ることです。JRでは

  • 100km以上の区間
  • 同一区間を2度以上通らない(後戻りしない。つまり一筆書きで移動区間が表現できる)
  • 回数券などの割引切符でない

このへんの条件を満たしていれば、途中下車が可能です。先ほど僕が実際に購入した切符の写真を載せたと思うのですが、こちらにも「9/28から7日間有効」という記載があったと思います。

これは「7日以内で先ほどの条件に該当しない(後戻りしない)ようにすれば、途中下車が可能になる」という意味です。

よく紹介されていたりもするようですが、東京と京都を往復する場合、行きは東京→京都を東海道新幹線、帰りは金沢経由で北陸新幹線で帰ったりすると、単純に東京・京都を東海道新幹線で往復するのと数十円しか金額が変わらないようです。

この裏技、北陸新幹線でなくても、先ほどの条件さえ満たしていれば、他の区間でも応用できそうなので、たとえば大阪・名古屋などで途中下車して、そこから福井に移動するなんていう方法もあるわけですよね!

移動料金比較まとめ・途中下車法を使って旅行も移動も満喫しよう!

金沢駅の入り口
長々と書いてしまいましたが、最終的なまとめをしてみます。まず料金の比較ですが、

  • 東京福井を行き帰り別々で新幹線+場合:27,760円
  • 今回ご紹介した方法を使って東京福井間の乗車券を購入した場合:24,940円

となり、普通に購入するよりも、トータルで約3,000円安く乗車券+特急券を購入することができます。
そして、この料金で乗車券+特急券を購入できるようにするための条件としては、

  • 通常の乗車券と特急券を個別に購入すること
  • 在来線特急と新幹線特急券を同時に購入し、基本的には同じ日に乗り継ぎを実施すること(東京福井間のように、在来線特急と新幹線を乗り継ぎするようなケースの場合)

の2つが必要になる、ということです。

ということで、東京福井間を例にとって、新幹線で格安で長距離移動出来る裏技をご紹介しました。

東京から東海道経由で福井に行くには、名古屋経由・米原経由・京都経由・大阪経由と色々なルートがあるので、その分途中下車技を使えば色々な方法が楽しめるのです!

京都経由、大阪経由でこの方法を使おうとする場合、山科駅と京都・大阪駅間が区間が重なってしまうため、もう一工夫して切符を購入する必要があるようです。

格安といえるほど金額に大差ないじゃん!というツッコミもあるとは思いますが、それでも数千円違って、かつ途中下車が可能であれば、移動の選択肢・楽しみ方も広がりますよね!

ぜひこの記事を参考に、新幹線を使った旅や移動を少しでもお得に満喫していただけたらと思います!

東京から北陸新幹線経由と東海道新幹線経由でそれぞれ福井に移動する場合の時間に関する注意点

最後に、時間に関する注意点を記述しておきたいと思います。

東京から北陸新幹線で金沢経由で福井へ向かう場合、東海道新幹線で米原や京都経由で福井へ向かう場合、どちらも特急しらさぎ・サンダーバードや在来線の北陸線を使用することになります。

実は、米原京都方面から福井へ始発で向かう場合と、金沢から福井へ向かう場合とでは、金沢から福井へ向かう場合の方が 始発が早いという特徴があります。

東京から終電近くで福井へ向かう途中、米原や金沢で宿泊した上で始発で福井へ向かうことを想定する場合もあると思いますが、この時は始発の時間帯の違いに注意してください!

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