落ち込んだときの気持ちの切り替えにつながる手がかり。「次に何ができるか」にどれだけフォーカスできるか?

落ち込んだとき、「次に何ができるか」にどれだけフォーカスできるか?

落ち込んだとき、あなたはどう気持ちの切り替えをしていますか?

先週末、たまたま夫婦揃って気持ちが塞ぎ込んでしまうタイミングがありました。

僕は僕でなかなか色々なことが片付かずにもどかしくしていたり、決断をしたものの自分が思い描いたように進まないことがあったり、無力さを感じることがあったりなどさまざまなことが重なったのでした。

ちょうど奥さんも仕事の評価面談があったそうで、そこでフィードバックを受けたことに対して真剣に向き合った結果、悩んで塞ぎ込んでしまっていたようです。

そんなときに、たまたま以下のYoutubeが目に止まりました。

【前編】本田圭佑×為末大×茂木健一郎 “異色トライアングルトーク”(ANGELS TALK「PIVOT」コラボ)

これは、サッカーの本田圭佑さん・元陸上ハードル選手の為末大さん・脳科学者の茂木健一郎さんの3人(たぶん茂木さんは進行側の人だと思いますが)の対談動画で、PivotというYoutubeチャンネルの1企画でした。

結論からいうと、後編の動画を含めて見た結果、僕ら夫婦のモチベーションは回復し、今週はお互いそれなりに良い感じに過ごせているのですが、個人的にこの対談割と神動画だなと思ったので、動画を見ながら感じたことをブログに書いてみたいと思います。

前提として、僕は昔から本田さん大好きなので、多少その視点が入るかもしれません。笑

戦略的に考え、自分のポジションを見つけていく

動画の中で印象に残っている話は色々とあるのですが、個人的に特に印象に残っているのが、本田さんも為末さんも良い意味で自分のことを客観的に見ることができていて、それにより自分が生き残ったり勝ち続けるためのポジションはどこなのかというところを考えながら自身で決断してきた、という点でした。

僕の中では、本田さんは元々トップ下をやりたい!トップ下が絶対良い!トップ下第1希望!みたいな方だと勝手に思っていました。

でも実はそうではなく、本田さんは元々は元ブラジル代表ロナウド選手に憧れてFW(1番前線の選手)をやりたかったんだけれども、元フランス代表ジダンが次は好きになり、自分の特徴や好み・周りと比較した時の立ち位置を客観的にとらえた上で、ポジションを1つ下げたという話をしていました。

為末さんの場合も、元々は100mの選手だったんだけれども、やはり本田さんと同じような思考を経た結果、ハードルにたどり着いたという話をされていました。(ちなみに三段跳びも検討したそうです)

お二人とも「絶対にこれじゃないと嫌だ!」っていう強い意志とパワーがあって、それを原動力にして競技やポジションを選んでいたんだと思うので、僕にとってはすごく意外で驚いたお話でした。

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ちょうど、このブログArrownでも、自分に見切りをつけることと、自分の幅を広げることのせめぎ合い。「できないこと」とどう向き合い付き合っていくかという記事を先日書いたところでした。

自分の限界みたいなものが見えた時に、どう折り合いをつけ、時には見切りをつけるか?

僕の場合は、壁やトラウマをもっともっとクリアにしていきたいという話を書かせていただいたのですが、動画の中で本田さんと為末さんが仰っていた話は少しまた視点が違っていて、

「次に何ができるか?」にフォーカスすることが大事なんだという話をされていました。

次に何ができるかにフォーカスできているか、いわゆる嫌なことだったり、よくないことがあったときに、しっかりと感じれることをできるだけ感じたらスパッと忘れて次を考える、これがうまくできるようになると、俗にいう「メンタルが強い」状態になるという話をしていました。

「いやーまさに!」

思わず夫婦で唸ってしまったところでした。

為末大さんの言語化力の高さ

先述した通り、僕は本田さんが大好きなこともあってこの動画を食い入るように見ていたのですが、動画全体を通してみたときに、個人的にすごく驚いたのが、為末さんの言語化力の高さでした。

例えば、先ほどの話と重複しますが「ダメだなと思ったことに対して踏ん切りをつける」という話をしていたときのこと。

なぜスポーツ選手がピボット(セカンドキャリアの歩み方)がうまくいかないことがあるかについて、

「物事への考え方に対する抽象度を上げて、自分がなぜそのスポーツをやっていたのかについて考えてみて、その奥にある自分の心の軸みたいなものを見つけるのがいいだろうけど、ずっと一点張りでそのスポーツをやってきているからなかなか難しいんだろう」

という話をしていたりしました。

また、「自立」についての話でも

「自分がやってきた結果今の自分がある・自分になんともならないものはなんともならない・ということに対してしっかりと腹落ちすること」

ということを話されていました。

個人的には「おおおお」と、自立についてこんなに言語化できる人がいるのかっていうところにものすごく驚きました。

確かにそうですよね。自分に及ばないことに関して自分でコントロールしようとしても(人の気持ちとか)どうにもならないことは明白。

それより、自分にできることをひたすらしていくっていう方が、良い意味で周りから自立した1人の人間として在ることができるんじゃないか、っていう話だと思うのですが、これはまさにその通りだなと思って聞いていました。

良い意味で対称的なお二人

本田さんと為末さん、思想としては似ているところがあると思いつつ、対称的な2人だと思って動画を見ていました。

エネルギッシュで情熱を表に出していき、割と単刀直入にスパッと物事を伝えるスタイルの本田さん(良い意味で日本人っぽくない)に対して、達観とか塾考という言葉が苦い、論理的に時間をかけて物事を納得感ある形で伝えるスタイル・まさに哲学者という言葉が相応しい為末さん。

お二人の対称性かつ、それぞれの魅力が詰まった素晴らしい動画だなって個人的には思いました。

落ち込んだ時、元気が出ないとき、今後の人生どうしようかなーなんて思ってるとき、気持ちの切り替えにつながる手がかりとして、ぜひ前編後編にわたってこの動画を見てみてください!

それくらい、パワーをもらえる動画だと思っています!

僕ら夫婦は、お世辞抜きにこの動画をきっかけとして元気を取り戻し、それぞれの目標に向かって改めて走り続けています。

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