自分に見切りをつけることと、自分の幅を広げることのせめぎ合い。「できないこと」とどう向き合い付き合っていくか

自分に見切りをつけることと 自分の幅を広げることのせめぎ合い 「できないこと」とどう向き合い付き合っていくか

G’s ACADEMYを前身から知る男が週末DEVコース生としてジーズに入学し直した話をきっかけとして、しっかりとこの半年で体感した想いを消化・昇華して今後の自分に生かすために、しばらく振り返りながら学んだこと、自分なりに半年の中で感じたこ、G’s ACADEMYに関係なく思ったことをブログ記事にしていきたいと思います。

ここ最近、自分の中で1つ決断をしたことがありました。

さてさて、久しぶりに近況報告です。 今回はGaribenという英語コーチングサービスで新しい仕事を始めたよーというお話です! ...

ちょうどG’s ACADEMY DEVコース生活をスタートする直前に、ブログのテーマ「仕事を作る」を実現した!?英語コーチングサービスGaribenの仕事を始めました!という記事でも書いたGaribenでの仕事についてです。

簡単にいうと、以下の理由でポジションチェンジを申し出るという決断をしました。

  • 自分の力のなさにより、今の業務に対して限界を感じてしまった
  • G’s ACADEMYでの生活によって自分の方向性が定まってきたことにより、別の業務への興味が湧いた(それが自分のやりたい方向性にも繋がる)

今回の決断をきっかけに改めて感じたことを、今回のブログにて書いてみたいと思います。

新しい仕事を始めるときに使うモノサシ

半年前に始めたGaribenでの仕事、簡単にいうとLINEのコミュニティを盛り上げるというミッションを課されたものでした。

ちょうど当時の僕はG’s ACADEMY DEVコースが始まる直前。「全てをG’s ACADEMY DEVコースに捧げるぞー」といいう気概がありましたし、そのためにいくつかの仕事をやめたり止めたりしちたので、そのタイミングで新しい仕事を始めることには不安もありました。

そもそもコミュニティを盛り上げるという仕事・最近でいうと「コミュニティマネージャー」と呼ばれるような職種になるわけですが、自分にとってはある種やったことのない領域の仕事なので、なおさらその不安は大きいものだったのです。

相当悩みましたが、最終的には奥さんの後押しもあって「新しいことに挑戦してみよう!」という気持ちにいたり、Garibenでの仕事を始めることにしました。

今回、仕事を始めるにあたって使用したモノサシが「自分の幅が広がるか?新しい引き出しが増えるのか?」というものでした。

人間、心地よい場所にいすぎてしまうとなかなかそこから抜け出せず、いつの間にか閉鎖的な状況に陥ることが少なくありません。たぶん以前の僕もそんな傾向が強くありました。

しかしコロナ禍以降、僕はオンラインを活用しながら新しい領域に少しずつ手を出してきた方だと思います。自分でいうのもなんですが、コロナ禍をうまく生かせた人間だと思います。そして、その中で生まれたご縁もあって得られたのがGaribenでの仕事の機会でした。

自分にコミュニティを盛り上げる力があるかどうかはさておき、もし盛り上げることができたら自分の幅が広がり、「コミュニティマネージャー」と堂々と名乗れるようになり、今後の時代で引く手あまたの人間になれるかもしれない、そんな希望を抱いたのも事実です。

そんな心境の中、Garibenでの仕事をスタートしました。

「できないこと」と向き合わなければならない現実

しかし、現実はなかなかうまくいきませんでした。色々施策を考えてみるものの、どうにもうまくいかない始末。

仕事なんてうまくいかないことがあって当たり前なわけですが、自分の目論見が日々崩れていく、そんな感じでした。

繰り返しますが、うまくいかなかったのは自分の責任です。なぜうまくいかなかったのかを自分なりに振り返ってみると、

  • 無料コミュニティなのに、自分が考えた施策や自分の持つ視点が全て「有料コミュニティ」であること前提のものが多かったこと。
  • これまで講師業だったり学校運営だったりに関わることが多かったので、その視点で物事を見てしまうことが多かったこと。
  • 僕がうまく人を巻き込めなかったこと。(Garibenで働いている人たち)
  • コミュニティの定義がそもそも曖昧なままで諸々進めてしまっていたこと。

などなど、あげればキリがないと思います。

総じて「楽しむ」という視点が足りなかったような、そんな気がしています。本来、僕もコミュニティの1参加者なわけですから、もっと楽しむ視点があってもよかったんだと思います。

成果の上がらない自分、できない自分と向き合わなければならないことは、本当に悩ましいし苦しいです。

G’s ACADEMY DEVコースの生活の中で、自分の軸が少しずつ見えてきたことと反比例して、ここ最近は正直、気持ちとしては苦しいと思うことが多かったのも事実です。

1番苦しいのは、明らかに自分が事業貢献できていないことが明確に見えてしまっていることでした。

乗り越えられなかったトラウマ

もう1つ、この半年の中でGaribenでのお仕事をさせていただく中で、気づいたことがありました。

それは「人を呼ぶ」ことに対するトラウマです。これは20代前半〜中盤に音楽活動をしていたときに培ってしまったものです。

簡単に言えば、ライブに人を呼べなくなり、だんだん人を呼べないことが怖くなり、それがトラウマになってしまう…そこが音楽をやめた原因の1つにもなっていました。

無理矢理ライブに知人・友人を呼ぶようなことをして、人間関係が壊れてしまうということもありました。

自分の音楽に魅力がなかったのが何よりも大きいわけなのですが、そこを起点にして上に書いたようなことが起きてしまったので、相当なトラウマになってしまったのかなと思っています。

そして、コミュニティ運営をすると、イベントを実施するという機会が少なくともありますが、今振り返るとこのイベント実施に際して自分のトラウマが蘇ってきてしまったんだなということを感じました。

方向転換の決断。幅を広げることを諦めるかどうかの葛藤

そんな中、G’s ACADEMY DEVコースの生活を進めていく中で見えてきた自分の軸、それはやっぱり「教育業」でした。

受講生だったり学んでいる人とできるだけ近い場所で、頑張る人を後押しすることに貢献したい、そんな想いが改めて強くなりました。

僕は今年に入ってからコーチングを学んでいるのですが、思えばコーチングに関しても「教育業に生きるから」学んでいるようなところもあるのかもしれないなって思っています。

頑張る人の近くで、話を聞きながら後押しができるようになるための手段の1つですからね。

ここ最近、自分のこれまで取り組んだことや学んだことについて振り返るようなブログが続いているのですが、本日は2022年に僕が3期・4期と2期...

Garibenという事業も広く見れば教育業の1つです。その点は自分にめちゃくちゃフィットしているわけですし、

グループ英語コーチング学習Gariben。連続受講した経験から、その良さを語ってみるという記事でも書いたように、Garibenの仕組みにえらく感動して、この仕組みが色々なところに広まってほしいと思ってるくらいの人間なので、GaribenそのものやGaribenでの仕事はとっても大好きなのは変わりありません。

だからこそ、自分がより強みを発揮できることで仕事をしたい、そういったことで貢献をしたい、そんな思いが強くなっていったところでした。

正直、悔しいです。自分の幅を広げるチャンスだったのですが、力が至らずに今回の決断に至った部分もあります。

ある意味「自分の枠に収まる・戻る」ことを選んでしまったとも言えるわけです。言い換えれば、自分の幅を広げることを諦めてしまったのが今回の決断とも言えるかもしれません。

自分のできないことと向き合わなければならないのは、正直辛い以外の何ものでもありません。

振り返った時にどう見るか?出来事をどうとらえるか?

そんな中で僕が今回「自分の軸にやることを集約させるために1つ店じまいをする」のは、繰り返しますがG’s ACADEMY DEVコースで見えた自分軸に忠実に従うことを優先した、これが大きいと言えます。

それに、半年間の挑戦で得たものも大きいと言えます。自分のできない部分が見えたことは、辛いとはいえ悪いことばかりでもありません。

自分の中で単に蓋をしてしまっていただけの「できない部分」が改めて見えたわけですが、もし本気で乗り越えたいと思ったら、今回見えた課題をしっかりと分析をし直して、改善していく必要があるわけです。今回はいわば、再度自分の分析をして見つめ直すための機会を得られた、そう捉えることもできるわけです。

人間、時間が経過してしまうと、どうしてもいい点も悪い点も風化してしまって、リアルな感触が失われてしまいますからね。

リアルな感触があるうちにしっかりと分析ができた方が、次に生かしやすいと思うのです。

だからこそ、せめて今年のうちにしっかりとこの半年のことをしっかりと分析して、どうしてそのトラウマが起きてしまうのか、何が負の感情を起こさせているのか、どうしたらその負の感情を乗り越えられるのかをしっかりと分析したいと思います。

それに、Garibenの仕事を開始してみて良かったなと思うこともたくさんあります。

今まで触れ合ってきた人たちとはまた別の属性値の人たちと出会えたということ、そして会社の文化がめちゃくちゃいいところだなと思うこと、チームビルディングのためには色々な取り組みが必要で、そういった取り組みの1つ1つがあって会社の文化の良さが成立しているんだと感じたこと…

数え上げればキリがありません。ふとしたご縁から始まった仕事ですが、今回の挑戦をしていなかったら、今挙げたようなことはきっと知らないまま、自分の引き出しが増えないままだったと思います。

このブログを書いている2021年10月中旬、長く日本を苦しめているコロナウイルスの感染者数が減少傾向にあります。 まだまだ油断はでき...

以前、僕は自由とは「起きたことに対して自ら考え方や見方を矯正できること」ではないだろうかという記事を書いたことがありました。

まさにこの半年や今回自分が下した決断も、起きた出来事をどう捉えるかどうかが大事なのではないかと思うのです。

40代でもこういった挑戦の機会を得られて、また振り返りのためのチャンス・自分を改善してさらにアップデートするためのチャンスを得られたことは幸せなことだと思います。

あとは、僕がしっかりと実行できるか、ですよね。

苦手なものは苦手だし、もしかしたら今回改めて見えた自分の課題はどうにもならないかもしれません。

でも、自分の課題だったり苦手な部分をしっかりと認識できていれば、「改善」できていればベストではありますが、そうでなくても、「苦手な部分をうまくカバーできるような行動・選択・環境作り」をすることができると思うのです。

今回の機会、絶対に無駄にしないようにします。

G’s ACADEMY DEVコースでの経験も活かしながら

G's ACADEMY TOKYO DEV25期のカリキュラムの1つである「事業企画講座」を受けた直後に書いたブログが5ヶ月前の5月。 ...

思えば、G’s ACADEMYを前身から知る男が週末DEVコース生としてジーズに入学し直した話の後半にも書いたチーム開発での話も、「自分の苦手な部分」が見えた出来事の1つでした。

改めて書くと「決断力がない」というものです。

チーム開発のときには、

  • 自分の得意や不得意をありのまま受け入れる
  • 自分が全て結論を出そうとしない
  • プロダクトとして最良のものができるために何が必要なのかを優先して考える
  • チームとして何が最良なのかを優先して考える

といったように、良い意味での見切りをつけたことで、物事がうまい方向に進んだのです。

きっと今回のGaribenでの半年の仕事も、G’s ACADEMY DEVコースでのチーム開発で得た経験を活かすことができたら、確実に今後に生きるはず。

そう信じて、しっかりと反省をしていきたいと思います。

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