トークセッション「Uターンクリエイターの仕事術」連動記事!
日付が変わって今日は、トークセッション「Uターンクリエイターの仕事術」に出演する日です。基本は愛媛からのゲスト、SURVIBLOGの井上さんメインのお話になるのですが、僕がメインにお話をするセッションがあります。
それは、「未経験からフリーランスになるには?」という一番最初のセッションです。このセッションについての参考として、この記事を書かせて頂きます!といっても、トークセッションの資料っぽい書き方になりますが…
目次
Arrown著者の歩み
まずは現在に至るまでの、Arrown著者のコスゲが歩んだ道を改めて記した方が理解して頂けると思いますので、そちらから御紹介!
年月 | 出来事 | 参考 |
---|---|---|
2012年8月 | 前職退職 | 所属していた部署が解散に至り、退職を決意。 |
2012年9月 | デジタルハリウッドSTUDIO入学 | 通学期間は1か月 |
2012年10月-11月 | OJTをしながら転職活動 | OJT(企業案件を受講生が行う) |
2012年12月 | デジタルハリウッドSTUDIOスタッフになる | |
2014年6月 | デジハリの転職プロジェクトに挑戦 | 上司を説得して応募 |
2014年7月 | プロジェクト不合格 | 不合格が悔しくて、週1でプログラミング作品発表開始 |
2014年9月 | 初めての勉強会登壇 | 「Webがもっと楽しくなる!フロントエンドって?」(https://atnd.org/events/55222 |
2014年9月30日 | 奇跡の1日5件アポ | このうち2件が仕事に繫がる |
2014年10月 | フリーランスになる | 当初は転職するつもりだった |
2014年11月 | 固定仕事をはじめる | ライティング活動 |
2015年1月 | Unitopi.comのライターになる | |
2015年2月 | 仕事がフィーバーしはじめる | 当初は転職するつもりだった |
2015年4月 | ジーズアカデミーのチューターになる |
ご覧頂くとわかるように、本当に未経験の状態からデジハリに通い、現在に至る、ということがわかって頂けると思います。
プログラミング作品発表で感じた「イメージ」の可能性
イメージで仕事を得ることのメリット・デメリット
スタッフを9月末でやめることが決まっていたのに転職活動もうまくいかなかった自分が、奇跡的に9/30にアポを5件ゲットし、そのうちの2件仕事に繋げられたポイントは「発信」。
継続して自分の活動や制作物を発信していたことによって、同業者には「頑張っている」とか、知らない人からしたら「なんかすごい」というイメージを持たれたことが少なからずあります。そして、そう思って頂いた方から声をかけてもらい、2件の仕事に繫がりました。
未経験からフリーランスになるには、やっぱり行動でカバーするしかない
今考えると、
- プログラミングが楽しい」という自分の気持ちに気づき、「これもやっておいた方がいい」とあらゆるものに手を出したのではなくて「楽しい・好きと感じるもの」を自主的に徹底的にやったこと
- 自分の立ち位置を良い意味で気にせず、周りとの比較ではなく、絶対的な自分の成長を大事にしたこと
- まとまっていようがいまいが、自分の気持ちや考えを素直に相談出来る人を見つけたこと
この辺が、物事がうまく行きだした、そして未経験ながらになんとかフリーランスとしての今に至ることが出来たポイントになったのではないかなぁ、と思っています。
もう1人の登壇者の井上さんも仰っていますが、未経験からフリーランスになるのはやっぱり大変というのは僕も同感で、今でももし、時間が戻せるなら2012年9月まで戻って、半年デジハリをちゃんと通いたいなーとか、制作会社に入って修行したいなーとか思ってます。
そういう経験をすっ飛ばしているので、やっぱりそれをカバーするだけの行動量や発信量がなければ、とても未経験でフリーランスになるのは難しいのではないかなと思います。
発信や行動の効果を上げるために
ただ、やみくもに発信したり行動すればいいのかというと、決してそんなことではないと思っています。僕なりの見解ですが、その発信や行動を効果的にする方法というのはあると思います。
①行きたい業界の環境に飛び込むこと
デジタルハリウッドSTUDIO渋谷
たとえばWEBの世界であれば、実際の現場に飛び込むというのが一番いいと思いますが、決してそれだけではなくて、たとえばデジハリのような学校に行くとか、至るところで行われている勉強会に飛び込むとか、そういう知り合いを見つけるとか、色々な方法はあると思います。これは個人的に独学よりも学校などで学ぶことを薦める理由の1つでもあったりします。
WEBに全く興味のない環境に身をおくよりも、関心のある環境に身をおいていた方が当然伝わり方も違うのはなんとなくでも想像できますよね!
②まずは身近から、やがて遠くへ
若干①と相反するところがありますが、SNSがこれだけ普及している時代なので、発信しようと思えば出来る機会はたくさんあります。で、SNSは、身内の方のみにしか公開していないなんていう方もいらっしゃると思いますよね。
でもそれでいいんです!まずは自分のことを知ってくれている方に、今の自分をどんどん伝えていきましょう!僕も身近から発信を始めたおかげで、昔の音楽仲間から仕事を頂くようになりました。
③分析し、トライ&エラーの繰り返しが出来る場を作る
で、発信し続けるのはもちろん大事なんですが、少なからず反響というのはあると思うので、ただ同じことを繰り返すのではなくて、発信の仕方を工夫する必要があります。
先ほどあげたSNSなんかは、ツールによってはトライ&エラーを試す場に繋げることが出来ます。
僕もブログをはじめて、本格的に拡散していこうと思っていたのですが、それまでTwitterをただの情報収集のために使っていただけだったので、フォローもフォロワーもそんなに数が多くない状態でした。
「フォロワーが増えない……」Twitterで上手にアカウントを運営する9つの方法 | 株式会社LIG
そんなときにこの記事を見て、「おっ!これは!」と思い、実際に今この記事に書いていることを色々試している最中です。
フリーランスで生きていくということは、稼げなきゃいけないわけで、稼ぐということは自分の仕事や行動が人々の共感や賞賛を得ることが少なからず出来ている…ということだとも思うので、自分の発信や行動がどういう反響を及ぼしているのか?ということを、数字で知ること、これは非常に大事です。
何もGoogle Analyticsだけじゃなくても、分析してトライ&エラーが出来る場を作ることは非常に重要で、かつ誰にでも出来る機会がありますので、ぜひトライしてみましょう!
フリーランスになること自体は簡単・大切なのはなってから
フリーランスになること自体は書類1枚があれば出来ますので、たぶん今回いらっしゃっている方も、なってからどうすれば上手くやれるのか?!ということを聞きたい方が多いのではないかと思います。
そんな方にオススメな方法がいくつかあります。
①とりあえずフリーランスになってみる
BASE
これは、会社をやめてフリーランスにまずなってみてください、という意味ではなくて、今の本業とは別に副業として色々と試してみる、そういうことです。
たとえば絵などを書いている方で、自分の絵で稼いでフリーランスになりたい!という方であれば、自分の絵をWordPressのギャラリーテンプレートを使って公開したり、BASEやSTORES.JPなどを使って販売を試みてみたり、お金をかけずに副業をしてみる機会はいくらでもあると思います。
いきなり稼げるかといえばそうではないケースも多いと思いますが、本業などで生きていくための収入を稼いでいるのであれば、逆に失敗したり稼げないという経験をすることに対するリスクもないので、「稼ごうとする」行動をしてみるのが大事なのではないかと思います。ただ漠然とフリーランスになりたい、という方についても、同じやり方をオススメします。
②固定収入源を確保しておく。
これについては固定収入の強みという記事でもお話しているので、詳しくは割愛致します(笑)
③自分が出来ること、周りが出来ることを把握しておく
井上さんも仰っていますが、フェーズによってはフリーランスといえど、チームになって仕事をすることも多々あります。なので、そのことも意識して、「全部自分でやりすぎようとしない」ことを意識するために、自分が出来ること・周りが出来ることを把握しておくといいでしょう!
これまでお話したことを実行していけば、少なくとも身の周りの方には、自分が何者であるか伝わっていると思うので、相手のことも知った上で、色々と情報交換をしていきましょう!
それをすることで「自分で何事もやりすぎない」習慣が身に付くと思いますし、どこからか何か仕事に繫がりそうな話(ただし自分に出来そうにない話)が来たときに、その話を、自分の周りにいる人で、その仕事が出来そうな人に振ることが出来るチャンスも増えると思います。
それを積み重ねていい回転でいけば、後々フリーランスになった時に円滑に仕事を出来るチームが既に生成されていたり、自分が仕事をふった人から仕事が来たり、なんていうこともあるでしょう!
自分のコミットメントした範囲でしか、夢や希望は実現しない
最後にですが、表題の文をお伝えしたいと思います。