未経験から地方でWebデザイナーに!? 福井県大野市でWebクリエイター育成セミナー講師をしています!【2016-2018活動報告】

越前大野駅 著者の活動紹介

時々このブログArrownでは、著者であるコスゲの活動報告をさせていただいているのですが、今回は、福井県大野市でのWebクリエイター育成セミナー講師の活動について書いてみたいと思います!

2016年〜2017年、そして2017-2018年にかけての2シーズン(各半年ずつ)、福井県大野市において「Webクリエイター養成プロジェクト」が行われています。私その講師を務めさせていただいています。

地方創生が叫ばれて久しい世の中、東京だけでなく地方においてWebを活用した地方活性化が各地で求められていることを僕自身も肌で感じてきました。

そんな空気が広がっているところもあってか、実際にクリエイターになる側の人材を地方から育成して、「デザインを軸にして地元の活性化に携わることができる人物は地元で内製しよう」という趣旨なのが今回のプロジェクト。

福井県大野市は「市」ではありますが、人口は約3万人。
かなり面積は広く、市政をひいている場所の中でも全国有数の面積で、ひたすら市の周りは山に囲まれた場所です。

東京から新幹線などを使っても5時間かかる地方都市において、どんな内容でプロジェクトが開催されているのか?
そして、実際に受講されている方はどのようにして学び、アウトプットを出したり成果を出したりしているのか??

その様子を少しでもご紹介させていただければと思います!

WEBデザイナー育成セミナーの参加者構成と具体的な学習内容について

越前大野駅

Webデザイナー育成セミナー in 福井県大野市の参加者構成

2016年9月から2シーズンに渡って福井県大野市で行われている今回のWebデザイナー育成セミナー、2016年シーズン・2017年シーズン共に、10名の受講者様と共にスタートしました。

2016年シーズンは男性と女性が半分半分の比率・2017年は全員女性という参加者構成になっており、年代も20代の方から60代の方まで実に幅広い層になっています。

ちなみに、2016年シーズンに1名紙媒体の仕事でIllustratorを使った経験がある方がいらっしゃいましたが、それ以外の方は全くの初学者としてスタートしました。

Webデザイナー育成セミナー in 福井県大野市のカリキュラム内容

福井県大野市で開催されているWebデザイナー育成セミナーのカリキュラム内容についてご説明します。

学習期間としては6ヶ月。
最初の3ヶ月でまずIllustratorやPhotoshopのツールの使い方、名刺やバナー・Webサイト(LPページ)のデザイン制作を行ったり、HTMLやCSS・JavaScriptを使ってWebサイトコーディングなど、Web制作に関わる一通りの基礎を学びます。

後半の3ヶ月は、応用として実際のWebサイト案件の制作を体験していただいたり、ランサーズなどのクラウドソーシングサービスを活用して、バナーデザイン案件に応募したりしています。。

Webデザイナー育成セミナー in 福井県大野市の学習方法

次に、今回のWebデザイナー育成セミナーを受講されている方々の学習方法についてご紹介させていただきます。

基本的に、eラーニングと生授業(ライブ授業)の2段構成になっているのが、今回のWebデザイナー育成セミナープロジェクトの学習方法。

基礎のインプットはeラーニング・動画教材を中心に行います。

そしてeラーニング教材とは別に、僕が講師として隔週で2日間ずつ直接大野市に足を運び、eラーニングでは伝えたり会得をするのが難しい内容だったり、応用の内容だったりを、実際の講義形式という形でお伝えしています。

また、講義と講義の間には課題を出し、次の授業までに課題(例:名刺を作成する)をこなしていただいているので、受講生にとっては新しいことをインプットするかたわら、制作物をアウトプットし続けるという実にハードなものになっていると思います。

この形式、いわゆる反転授業という学習方法なのですが、個人的には非常に良いと思っている学習方法です。
受講者の方も、ただ受け身で学習しているだけではダメで、生授業の時間をどれだけうまく使えるのかが鍵となってくるので、時間の使い方に頭を使う必要があります。

Webデザイナー育成セミナーを受講された方の成果物について

ここまで色々と説明して気になるのが、Webデザイナー育成セミナーを受講された方の制作物や実績などではないかと思います。

まず。Webサイトの制作実例をご紹介させていただきます。

野村醤油ONLINESHOP | 福井県大野市の老舗醤油通販 on the BASE
江戸時代は美濃街道に面する現在の場所で桶屋を営んでいましたが明治初期にしょうゆ味噌醸造を始めました。創業140年あまりになる現在でも、麹造りから丁寧に自然の気候風土を利用した天然醸造のおしょうゆを作り続けております。

上記に掲載したのが、福井県大野市の地元老舗の醤油屋さん「野村醤油」のECサイト。
こちらは、2016年シーズンに受講された方が制作されました。

デザインからHTML・CSSによるコーディングを一通り行い、BASEというECサイト制作サービスを活用して、EC機能を組み込んだものになります。
(2017年シーズンの受講者が制作されたものについては、完成次第また追加します)

また、ランサーズで掲載されていたバナーデザインのコンペ案件において、受講された方が次々に当選しています!

ランサーズ [Lancers] - 仕事をフリーランスに発注できるクラウドソーシング
クラウドソーシング「ランサーズ」は、実績とスキルのあるフリーランスに仕事を発注できる仕事依頼サイトです。ロゴ作成、会社のネーミング、システム開発、ホームページ制作、タスク・作業など、全141種類の仕事ができます。 専門業者と比較するとクラウドソーシングは個人とのやりとりのため、ローコストかつハイスピードで仕事をすること...

例えば上記の案件。
就活用イベントのバナーデザインを募集している案件でしたが、見事にWebデザイナー育成セミナー受講生の制作したバナーが当選したのです!

これは指導させていただいている僕にとっても大変嬉しい出来事でした。

プロジェクトを通じて感じた、地方での学習機会の提供について

今回のWebデザイナー育成セミナーを通じて感じたことが一つあります。
それは、地方での学習機会の少なさと学習にまつわる情報量が著しく少ないという点です。

東京にいるとあまり感じることがないのですが、特にWebなどIT界隈の情報・技術に関して、東京と地方とでの学習機会と情報量がこれほどまでに違うというのは、地方創生がこれだけ叫ばれているのにも関わらず、実に案外なものだなという印象です。

地方自治体がフリーランス誘致、奄美・日南がクラウドワークスやランサーズと提携 | ZUU online
企業や団体に所属しないフリーランスが働きやすい環境を作り、地方創生を目指す自治体が出てきた。鹿児島県奄美市や宮崎県日南市で、クラウドソーシング運営会社と連携し、テレワークのセミナーを開くなど本格的な活

最近はランサーズやクラウドワークスなどを中心とした様々なIT企業が地方にクリエイターを誘致するための活動を行っていたり、地方にIT企業のサテライトオフィスを誘致するために各自治体が様々な活動を行っているようです。

僕個人が思うのは、本当の地方創生につなげるためには、地方に住まわれる方々自身が、仕事を作り、特に地方創生で叫ばれているテーマとの親和性が高いクリエイティブな仕事などへの価値を重んじる文化を生成し、できれば地方に住まわれる方自身が直接地方で発生するクリエイティブな仕事をこなせるように自立していく、これが大事なのではないかと思うのです。

そういう意味では、今回福井県大野市で行われているWebデザイナー育成セミナーは、僕が思う地方創生の理想のあり方に通じるものがあると感じているので、今回のプロジェクトを通じて、福井県大野市に新しい文化を作る礎を作り、地方創生で注目される市になるための貢献ができたらと考えています。

全国自治体のみなさま・Webデザイナー・エンジニア・クリエイターの育成に関する講座の開催希望があればぜひお声がけください!

こちらの記事をご覧いただいている全国自治体のみなさまで、地方でWebデザイナー・エンジニア・クリエイターの育成に関する講座・セミナーの開催などを考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。

様々な年代、様々な形式、様々な場所で講義を行ってきた僕だからこそ貢献できることもたくさんあるのではないかと思います。

このブログの著者コスゲの経歴については、自己紹介のページをご覧になってください。

そして、上述したような講座の開催・ご相談に関しては、ぜひお問い合わせのページからお気軽にご連絡ください!