先日書いたブログ記事「G’s ACADEMYを前身から知る男が週末DEVコース生としてジーズに入学し直した話」、たくさんの人に読んでいただき、ありがとうございます!
自分でも驚いたのが、記事を読んでくれた方の何人かから
- 私もチャレンジします!
- 挑戦する姿に背中を押されました!
といったような連絡を頂けたこと。
目指していた目標には届かない結果になってしまったけれど、自分の言動やアウトプットが誰かの心に残り、しかも誰かを後押しするきっかけになったのであれば、こんなに嬉しいことはありません。
本当にありがとうございます。
さて、ここから数記事は、半年間のG’s ACADEMY DEVコースの生活の中で、自身の課題として見えたものを、今後の自分のためにもブログを活用しながらしっかりと振り返りたいと思います。
目標としていたものに届かなかった事実がある以上、そこに課題があることは明白。自分で感じた課題が、誰かの役に立てるのであれば、なおのこと嬉しいです。
目次
G’s ACADEMY DEVコースの半年間の中で感じた自身の反省点をリストアップしてみる
まずは、自分がG’s ACADEMY DEVコースの半年間の中で、感じた反省をリストアップしてみたいと思います。
1. カリキュラム前半の提出課題で「小さく作る」があまり実践できなかったこと
G’s ACADEMY DEVコースでは、カリキュラムの前半では「毎週課題を提出する」という仕組みがあります。
この仕組みはジーズアカデミーの前身時代からジーズを知る男の話で書いたG’s 0期の時に存在していた仕組みなので、このサイクルがあることは僕自身当然わかっていました。
曲がりなりにもこの数年でエンジニアを経験してきたので、G’s 0期当時の僕と今の僕とでは、さすがにできることに違いがあります。一方でG’s 0期の時は実は仕事をかなりセーブした状態であったのに対して、今年はしっかりと本業がある状態だったので、比較してみると僕自身の環境にもだいぶ変化がありました。
とはいえ、今改めて振り返ってみても、カリキュラム前半で課された毎回の課題において提出した僕の課題内容は、お世辞にもいいものとは言えませんでした。
自分で納得できた課題は、2回くらいかなと思います。
では、何が具体的に反省点として挙げられるのかというと、
- 課題のテーマとして設定したものが大きすぎて、1-2週間の制作期間で収まるものではなかった。
- 仮に制作期間1-2週間で収まらない内容であっても、しっかりと課題をやり切るまで1ヶ月程度の時間をかければ良かったのに、途中でぶれて別の課題内容に手を出すなど、あっちこっちブレてしまった。
- MVPの考え方が足りておらず、最低限のコア機能は何かというところをしっかりと見出して課題制作ができなかった。
- 課題制作を通じて新しい技術習得に力を入れたつもりだったが、1つの課題に対して複数の技術習得のテーマを詰め込みすぎてしまった。
というのがあります。
この辺りの反省点は、卒業制作フェーズに突入した時にも大きく影響したと思っています。
特に課題を通じてMVPの考え方を実践できなかったことで、自身の卒業制作を進める際に「何を優先して作るべきか」という点でだいぶ迷走してしまった感がありました。
2.卒業制作の内容を決めるのがとにかく遅すぎたこと
これはもう仕方ないといえば仕方ないですし、結果論でしかないのですが、卒業制作の内容を決めるのが遅すぎたというのは歴とした事実だと思います。
卒業制作の提出日が10/3だったのに対して、僕が卒業制作の内容を決めたのが9/8。
決定日から提出日までの残り時間を考えると、だいぶ厳しい状況にあったと思います。
僕は職業としてエンジニアをしていることもあり、周りからは「コスゲさんなら1ヶ月弱あればなんとかなるでしょ」という激励も多々頂きましたが、9/8に内容を決めてから必要要件を決めたり、UIを決めたりすることを考えると、やっぱり企画を決めるのが遅すぎたことは否めません。
(しかも決めてからもさらに要件定義でぶれまくったので…)
そして、なぜ決めるのが遅かったのかというと、「卒業制作の企画を大発明のようにすごいものにしたい」という気持ちが強すぎたのかなと、今振り返って思います。
- 何かみんなが驚くような凄まじい規模感の卒制にしたい!
- あれもこれも詰め込みたい!
そんな気持ちが強すぎて、自分が思い浮かんだ企画案が「小規模なもの」「競合がありそう」「競合がすでにやっていそうなこと」であれば、すぐに気持ちが萎んでしまっている自分がいたのは事実です。
でも、最後の最後で思いました。
「大事なのは、自分の人生で経験したり見てきたことがしっかりと制作物に反映されていたり、自分が対象としているユーザーが何を求めているのかがしっかりと捉えられてプロダクトに生かされているかどうか」
という当たり前のことに。
頭でわかっていても、体全体で感じて理解すると、理解度が全く違うのです。
規模が大きかろうが小さかろうが価値を届けたいお客さんには関係ないし、競合がいたとしても、自分だからできる差別化って必ずあると思うのです。
そういった部分をしっかりと捉えて、良い意味での見切りをつけることができたら、またアウトプットの精度が変わっていたのかもしれません。
3. さまざまな面での引き出しの少なさ
そして顕著だったのが、引き出しの少なさです。引き出しといっても、さまざまなものがあります。
- 技術的な引き出しの少なさ
- ビジネス視点・観点における引き出しの少なさ
- 最後に決めた卒業制作のプロダクトの企画に関する競合調査不足からくる引き出しの少なさ
- 単純に物事に対する視野が広くなかったことからくる引き出しの少なさ
などがあります。
エンジニアをしているものの、そこまで技術の幅が広くはない僕は、この半年の中で一生懸命技術の幅を広げようと自分なりに努力しました。
G’s ACADEMYを前身から知る男が週末DEVコース生としてジーズに入学し直した話の後半でも出てくる「社長」さんとのチーム開発のおかげで、Pythonだったりインフラ周りにおいては今まで以上に引き出しを広げることができ、本当にそこは感謝でしかありません。
ただ、こと自分の企画に関していうと、苦手意識のあったFIrebaseに取り組めて、結果しっかり使えるようになったということはあったものの、技術的な引き出しが卒業制作の企画に影響を及ぼせたかというと、そういった側面は残念ながらありませんでした。
(そういう意味では、今回チーム開発に取り組んで見識を広げられたのは今後の自分に役立ちそうではあるので、本当に感謝)
ビジネス視点における引き出しの少なさについては元々抱えている課題であり、僕の人生上そういったところにしっかり踏み込むことがなかったので、初めからわかっていたことでした。
Garibenでの仕事を通じて体感的にビジネス的観点で物をみることの大切さ、事業貢献の視点を得られたところはありますが、それを差し引いてもやっぱり自分のビジネス的観点での視野の狭さやビジネスセンスのなさは本当に顕著でした。
自分のビジネスセンスのなさを補うべく、卒業制作期間でついてくださるメンターさんにはビジネスサイド全振りの人を選ばせていただきましたが、僕の力量のなさでついていくのが精一杯な状態になり、メンターさんには毎週ブレブレな自分の姿をお見せしてしまったことが、本当に申し訳ない限りでした。
競合調査不足については言うまでもありません。先にあげたように決めの遅さが影響したのは否めませんが、それを差し引いてもやっぱり競合調査の仕方が甘かったなと思います。
僕は「時間管理コーチングサービス」というテーマで卒業制作に臨みました。なので、競合の調べ方として「時間管理 コーチング 勉強継続」あたりのキーワードのみを使って競合を調べていました。
実際、僕が作ろうとしていたプロダクトの競合サービスにあたるものは存在していたわけなのですが…
もっと時間をかけて調査は行うべきだったかなと振り返ってみて思います。
僕が行ったのはせいぜい「競合サービスの存在を知る→サービスの該当をざっくり知る」程度でした。
しかし「時間管理」という点で切り出せばスマートフォンアプリで僕が作成しようとしているものの類似を調べることもできたでしょうし、実際に使ってみてUI×UXの観点から研究するということもできたかと思います。
そこまで至れなかったのは、ただただ自分の至らなさだったとしかいえません。
また、自分の視野の狭さは、さまざまな面におけるインプットの少なさからくるものだと思いますし、自分なりに今までの自分と比較すれば頑張ってはみたものの、それでもまた色々な方との対話・壁打ちが不足していたのではないかと思いました。
自分を卑下するつもりは全くないし、自分tおしては半年間一生懸命頑張ってきたと思っています。
だからこそ、 先日書いたブログ記事「G’s ACADEMYを前身から知る男が週末DEVコース生としてジーズに入学し直した話の最後にも書きましたが、ブログを書き終えたときに悔しくて涙が出るにまで至ったんだと思います。
ただ、総じてこれだけたくさんの課題があったことを考えると、半年間で今列挙した課題を全てクリアするというのはなかなか大変だったのかもしれないし、全てクリアするのに必要が努力が足りなかった。
シンプルにそう言えるんじゃないかと思いました。
反省点を踏まえた上で、今後どうしていくか??を宣言する
ここまで、大きく3つの反省点を列挙しました。
では、反省点を踏まえた’上で今後どうしていくか?自分なりに現時点で考えたことを以下に書いてみたいと思います。
1. 「小さく作る」があまり実践できたなかったことへの反省と対策
まずは、「小さく作る」があまり実践できなかったことへの反省と対策です。これに関しては、先ほど書いた内容の逆を行えばいいという話になるかと思います。
- そもそも課題に際して設定するテーマの難易度を最初から引き上げすぎない。
- 1週間でコア機能を作ることに注力する。
- 技術習得のテーマは一旦1週間(1回の課題)に1つとする。
といったところでしょうか。このあたりがしっかりとできていれば、卒業制作の予行演習として毎週の課題が機能していたのではないかと思います。
この辺りの内容は、卒業制作だけでなく、色々なことに生きる話だと思っています。
上に書いたのは、G’s ACADEMY DEVコースにおける反省点になるわけですが、ではこの反省点を踏まえて今後の自分の実生活の中で具体的にどうしていくつもりなのか??
今回、自分個人およびチームで開発してきたプロダウトは、今後も継続して開発を続けていきたいと考えています。
また、G’s ACADEMY DEVコースで制作した課題の中には、今後発展して開発をしたいというものもいくつかあるので、これらの内容をしっかりと開発継続していく中で、細かくやることを区切って、小さく作るを積み重ねていくに尽きると思っています。
僕は昔から、何らかの形で「自分の城」みたいな物を持ちたいと考えていました。プログラミングと出会ったことで、城の建設は本来できやすい環境になったはずなのです。
また、G’s ACADEMYを前身から知る男が週末DEVコース生としてジーズに入学し直した話でも書いたように、入学の理由の1つに「自分の代表作をしっかりと作成したい」というものもありました。
そこまでの覚悟を決めて入学をし、この半年間頑張ってきた自分に嘘をつかないためにも、必ずや自分の代表作となるプロダクトを完成に至らせて、世の中の人に使ってもらいたいと考えています。
2. 「卒業制作の内容を決めるのがとにかく遅すぎたこと」に対する反省と今後の対策
次に「卒業制作の内容を決めるのがとにかく遅すぎたこと」に対する反省と対策です。
残念ながら、再度入学でもしない限りは「卒業制作期間」というのは戻ってきません。なので考えるべきは、今回感じた課題を踏まえて「今後どうしていくのか?」に絞られると思います。
G’s ACADEMYを前身から知る男が週末DEVコース生としてジーズに入学し直した話にもちらっと書きましたが、何事も「自分が結論を出す必要はない」と言える部分もあると思います。
しかしながら、自分自身の人生における決定については、やはり自分で決定を下すしかないのも事実です。周りの環境が変化したことによって「決定を下さざるを得ない」状況を僕はこれまで何度も経験してきたのですが、そういった状況に対しては基本的に後悔しかありませんでした。だからこそ、せめて今後の人生少しでも「自分の責任でしっかりと決定していきたい」と考えています。
今回「卒業制作の内容を決めるのがとにかく遅すぎたこと」になってしまった原因としては、見切りの悪さ・自分を悪い意味で過信してしまっていた(自分ならきっと大発明ができるだろうということを考えてしまっていた)ことが挙げられます。
精神論的な話になってしまいますが、こういった部分を克服するためには、「ダメな自分も少しずつ受け入れていく」「かつ自分が積み重ねてきたことにはしっかりと自信を持つ」 「完璧主義を捨てる」この3点が大事なのではないかと思いました。
今回の卒業制作期間の中で、もしテーマ決めを早く行うことができていたとすればそれはどんな状況だったのかな?と何度か考えてみましたが、「小手先のテクニックでどうにかなるもの」ではないと思うし、完全に精神的な部分、つまり先ほど列挙した3点がクリアできた状況だったんじゃないかなと考えています。
「どう思われても仕方がないので、一旦進んでみる」ことができたら、少なくとも卒業制作提出時のプロダクトの完成度は変わっていたのではないかと思います。
3. さまざまな面での引き出しの少なさに対する反省と対策
「さまざまな面での引き出しの少なさ」については、今回の半年間の中で改めて浮き彫りになったというだけで、元々僕自身が持つ課題でした。
自分でいうのもなんですが、僕はとにかく「興味関心の分野が狭く薄い」のです。
ハマるものにはとことんハマるのです。例えば音楽なんかは、同じアーティストの音楽や同じ曲を何度も聴き続けることは全く苦ではありません。
しかし、一度何かにハマると特になのですが、完全に耳にシャッターが降りてしまい、他のアーティストや音楽への関心がなくなってしまうのです。
本・文芸などそれ以外の分野についても全く同じことが言えます。漫画とかもかな…。
経済のニュースや時事ネタについても全く強くありません。果たして僕は普段何を見て生きているのか?そもそも普段何をしているの??と自分でも疑いたくなるほど、さまざまな面における自身の引き出しが少ないのです。
これが原因で、人とのコミュニケーションがうまくできないなぁと思うことも多々あります。
今回目指していた目標が叶わなかったことで、引き出しの少なさを本格的に改善しないといけないなという気持ちに至りました。まさに「体で重要性を感じた」からこそと言えるのではないかと思います。
以上を踏まえて、今後試そうと思っていることを列挙してみます。
- 漫画もうちょい読んでみる(この記事を書いている時点では、ブルーピリオドを読んでます)
- それ以外、漫画ではない読書(本)も最低週1冊は読む。本屋に足を運ぶのも大事。読んだ記録は週末このブログArrownに読書記録として掲載する。(私、2009年付近をのぞいては本当に本嫌いの人生で、全く読んでこなかったんですよね..)
- 月1本、映画館で映画を見る。(幸い妻は映画が大好きなので、今月から誘ってみて月1本の映画を映画館で見るようにしたいと思います)。これもブログに感想を記録するようにする。
- 年3本はライブに行く。また音楽(アーティスト)の発掘を常にしていく。
- というかそもそも自分での音楽制作も再開する。
- ビジネス的なところは…とりあえずNewsPicksを眺めるのを再開するところからですかね。
- あとやっぱりサッカーは好きなので、サッカー情報には詳しくなっておきたいところ。
ちなみに、数年前に再開したことの1つに「ゲーム」があります。苦笑
FF7のRemakeが発売されたことがきっかけでPS4を買い、そこから年1作品くらいという非常にゆるいペースではありますが、ゲームをやっています(でも2023年はジーズ生活に一生懸命だったから何もやってない)。
来年はFF7 Rebirthも発売するのできっとやってると思いますが、年2作品くらいはやってもいいのかもしれないですね。笑
上に列挙したこと以外に次の半年間で取り組んでいきたいこと
上にあげたことはどちらかといえばプログラミング要素以外のことが多いのですが、プログラミング要素の部分でも反省点は多々あります。
半年間の中で意気込んであれもこれも習得するぞーと思っていたのですが、当初目標としていた内容の完全理解には残念ながら至っていませんでした。
しかし、当初は全く考えてもみなかったPythonを習得するきっかけは得られましたし、インフラ?と言っていいのかわかりませんが、クラウド系のサービスも割とすんなり使えるようになってきました(いまさらですがw)
なので、しっかりとアウトプットを次の半年も継続して、クオリティはさておき「完成物」の数をしっかりと増やすこと、これが今後の僕に必要なことではないかと思いますので、この部分もしっかり行なっていきたいと思います。
一方で、技術に溺れてプロダクトの軸を見誤ってしまわないようにも注意したいです。
卒業制作のチーム開発の方で、1回僕が技術に溺れてしまったばっかりに判断ミスをしてしまったことがあり、この点は反省点だと思ってます。過ぎてしまったことはしょうがないので、必要以上に気にしないようにはしてるし、今後に活かそうという気持ちで今はもちろん落ち着いています。
また、UI×UXに関する強化も必要だなと思いました、これは何らかの形で勉強したいとおもうのですが、今のところ具体的な手段が決まっていないので、決まったら更新したいと思います。
総じての課題「自分を信じる」
色々書きましたが、総じての自分の課題としては「もっと自分を信じる」ことなのではないかと思いました。
G’s ACADEMYを前身から知る男が週末DEVコース生としてジーズに入学し直した話にも書いた「セレクション」の前日に卒業生の方に自分のピッチを見てもらう機会があったのですが、そのときに言及いただいたのが「自分の自信のなさ」でした。
直接的に「自信なさそう」と言われたわけではないのですが、話しにくそうにプレゼンをしているという言及をいただきました。
それは総じて「僕自身が自分の制作物と自分のしてきたことにあんまりしっくりきていないから自信が持てずにいる」ということでした。(側ですごいものをたくさん見てきたからというのもありますが)
でも、自分で自信が持てないものに他人が共感を得るわけないですよね。
だからこそ、自分で自信を持っていくこと、自分に自信がないから努力するのではなくて、自分に自信を持った上で努力をし、どんな状況であっても前に進んでいく姿を示し続けていくことで、多くの人の背中の後押しができるようになる、その流れが大事なんだと思いました。
長くなりましたが、今回は以上になります!この記事に書いた内容は定期的に振り返ってみて、より深みが増せるようであればしっかりと更新していきたいと思います。
半年後にこのブログで書いたことがしっかりと実現できているよう頑張ります!