数日前に、独学ではなくお金を払って学校・スクールで学ぶ時に、シンプルかつ効果的に費用対効果の高い学びが得られる2つのポイント+αという記事を書いたのですが、その中で「質問すると良いよ」という趣旨の話を書かせていただきました。
とはいえ、質問することに関する悩みでよくあるものとして「何を質問したら良いかわからない」という事象があります。
これ、誰しもが通る道ですし、「何を質問したら良いかわからない」という事象を経験しない人なんていないんじゃないかと思うんですよね。
今回は、「何を質問したら良いかわからない」という事象をクリアにするためのポイントについて僕なりの見解を書いてみたいと思います。
目次
質問が生まれる状況を3パターン想定してみる
まず質問が生まれる状況に関して、今回は3パターン想定をしてみました。
- 誰かのセミナー・講演などを聞いた上で、質疑応答の時間があった際に質問をする。
- 何かを先生や講師から学んでいて、学んだことに対して質問をする。
- 人から何か指示・依頼を受けて、依頼内容に関して質問をする。(職場における新人研修とかもこれにあたるかしら…)
質問が生まれる状況は他にもあるかもしれませんが、代表的なものとして上記3パターンを考えましたので、それぞれについて見ていきたいと思います!
セミナー・講演を聞いた時に、何を質問したら良いかわからない状態から脱出するポイント
それではまず、セミナー・講演を聞いた時に「何を質問したら良いかわからない状態」から脱出するポイントを書いてみたいと思います。
特定のセミナー・講演を聞きに足を運ぶという行為は、大抵「聞く目的」が存在するかと思います。
- その講演・セミナーが自分が抱えている悩みを解決してくれるかもしれない
- なんとなくでも明確でも、そのセミナー・講演に興味を持った
こんなところでしょうか。
その講演・セミナーが自分の悩みを解決してくれるかもしれないケース
その講演・セミナーが自分の悩みを解決してくれるかもしれない、と感じて講演・セミナーに参加する場合は、かなり参加の動機が明確なはずです。
そういった状況で「何を質問したら良いかわからない」事象を脱するためには、以下のことをきちんとリストアップしておくと良いかと思います!
- どんな悩みがあるのか(悩みを解決した結果どうなりたいかまで明確にする)
- 悩みに対して自分なりに解決しようと努めた方法があればリストアップする。特に解決に努められていない場合は、理由がなんであれ「なぜ努められていないか」を明確にする。
以上2点がポイントだと思います。個人的には、特に後者が大事だと思います。
もう10年以上前の話になるのですが、わたくし、今や世界的にも有名になった片付けコンサルタントで有名な「こんまり」さんこと近藤 麻理恵さんのセミナーを聞きに足を運んだことがありました。
「人生がときめく片付けの魔法」の第一弾がちょうど発売されるタイミングだったかと思います。
興味本位で参加したというのもあったのですが、やっぱりどうせなら片付けをうまくできるようになるポイントをつかみたいなーという動機があったのも事実です。
もし皆さんが同じ状況でこんまりさんのセミナーに参加したら、質疑応答の時間でどんな質問をしますか??
質問が思い浮かばない方、例えば、次のように考えるのが良いのではないでしょうか??
- 片付けに関して自分が抱えている悩みを明確にする(例えば、片付けの習慣が定着しないので定着させたい・「あれどこにおいたっけ?」という状況になってしまうのを無くしたい、等)
- 悩みに対して自分が対処に努めようとしたことがあれば、それを書く(この場合、自分の状況をそのまま伝えるのでも良いと思います。「突然爆発的に片付けにはまり一時的に綺麗になることはあるが、また同じように散らかってしまう」などでOK)
こんな感じで自分の悩みと状況を明確にすることで、それをそのまま伝えれば十分質問になるわけなんですね!
なんとなくでも明確でも、そのセミナー・講演に興味を持ったケース
なんとなくでも明確でも、そのセミナー・講演に興味を持ったというケースもあるかと思います。
そういった場合は、なぜ自分がそのセミナー・講演に興味を持ったのかを深堀してみます。そうすることで、質問が生まれる形になると思います!
また、どうしても「なんとなく」の状態のままの場合で質問ができるようにするためには、
「セミナー・講演主のことを色々調べて、どんな生き方をしたのか調べてみる→生き方という観点で自分の人生に役立ちそうなことがないかを考えて質問を作ってみる」
という感じで質問内容を考えて見ると良いかと思っています!
特に人生においては、誰しもが生き方や仕事の方向性に影響を及ぼすような何かしらの「選択」をしているものです。
そういった「選択」が迫られる場面において、「なぜその人はこの選択をしたのか?」ということを聞くのは、結構良き質問になるのではないかと思います!
何かを先生や講師から学んでいる際に、何を質問したら良いかわからない状態から脱出するポイント
次に、何かを先生や講師から学んでいて、学んだことに対して質問をしようとした時に、「何を質問したら良いかわからない状態」から脱出するポイントを書いてみたいと思います。
何かを学んでいるときって、質問することでより理解を深めることや新しい知識を得られることってありますよね。
だから、学びに質問は付き物だと思うのです。でも、「何を質問したら良いかわからない・・・」という悩みを抱えるケースもありますよね。
ただ、学びにおいて質問が生まれるケースというのは「こうしたい」という希望・願望があることは間違いありません。
なので、以下のことを揃えるのがポイントになってくると思います!
- 自分のやりたいことを明確にする。
- 自分のやりたいことに対してうまくいっていない状況がある場合は、自分なりに考えたこと・試みたことを伝える。
- 何を質問したら良いかわからない場合は、「何を質問したら良いかわからないんです」ということをはっきり伝える。
最後に挙げた「何を質問したら良いかわからないんですということをはっきり伝える。」という内容については、「おい!そんなことを伝えてどうするんだ!」と思われるかもしれませんが、実は質問を受ける側にとってはとっても有益な情報となるのです。
質問者が「悩みや課題はあるけど何を質問したら良いかわからない」という状況だとすると、質問を受けた側としては、
- その悩みや課題に陥った時に、どういう風に考えを組み立てていくと良いのか。
- 状況の整理の仕方
といったことを伝えれば良いということが明確になり、回答しやすくなるものなんですね!
だからこそ、「何を質問したら良いかわからない状態であること」を恐れずに、ありのままを伝えていきましょう!
人から何か指示・依頼を受けた際に、何を質問したら良いかわからない状態から脱出するポイント
最後に、人から何か指示・依頼を受けた際に、何を質問したら良いかわからない状態から脱出するポイントを書いてみたいと思います。
このケースが一番難しいですね…というのも、これまで挙げた2つのケースと違い、人から何か指示・依頼を受けるということは「指示・依頼を受けたタイミングで初めてその内容を聞くことになります。
なので、「前もった予習・調査」をすることが難しいケースが多いわけなんですね。
ではそういった状況の中で「何を質問したら良いかわからない状態から脱出する」ためにはどうしたら良いのでしょうか。
質問が生まれるなら問題ないのですが、質問が出にくい状態場合は「自分が聞いた内容をきちんと理解できているかを確認するためにも、聞いた内容を自分なりに反復して相手に伝える」これが一番だと思います!
「一度でわからなかったのであれば、正直にそう伝える」で問題ないです!
聞いた内容を反復して相手に伝えるのは、指示側にとっても「積極的にこの人は理解に努めようとしているんだな」というのがわかりますし、その人の理解度を把握できるので、心理的に安心できるものです。
そういう意味でも「自分が指示・依頼を通じて聞いた内容をきちんと理解できているかを確認するためにも、聞いた内容を自分なりに反復して相手に伝える」を徹底していきましょう!
まとめ
ということで、今回は「何を質問したら良いかわからない」苦しみから解放されるためのポイントについて記事を書いてみました!
僕もこんなことを書いてて、「ああ、自分あの場面では今回書いた記事の内容できてなかったかも・・・」と思い返される場面がありました。
今回の記事、実は僕自身のためにも書いてよかった記事なのかもしれません。