PythonをMacにインストールするまでの開発環境構築手順(pyenv使用)

PythonをMacにインストールする手順

こんにちは!ケインコスゲ(@keinkosuge)です。

今回のブログ記事では、PythonをMacにインストールする方法について、まとめてみたいと思います。

(※この記事は1回目を2017年に書いているものですが、新しいMacの購入をきっかけにして2021年に大幅に内容を書き換えています)

PythonをMacにインストールする前に必要な前提知識

2021年7月時点でのPythonの最新バージョンは、3.9.6になっています。

また、MacにはデフォルトでPythonがインストールされています。

MacにはデフォルトでPythonがインストールされているので、そのPythonを使っても問題ないですが、複数プロジェクトでPythonのバージョンを振り分けることができるようにするために、Pythonのバージョン管理ツールであるpyenvを使ったインストール方法を紹介します。

1、Pyenvのインストール

それでは、PythonをMacにインストールする方法について見ていきたいと思います!
まずは、先ほどもご紹介した「複数のバージョンのPythonを使い分けして使用できる」ようにするために、pyenvをインストールするところから始めます。

pyenvをインストールする際は、Homebrewを使ってインストールすると簡単です!
もしHomebrewがMacにインストールされていないという方は、MacでRuby on Railsをインストール!開発環境構築手順を分かりやすく説明の前半部分で紹介しているので、ぜひ確認してみてくださいね!

一応インストールするためのコードを下記に掲載しておきますね!(2021/7現在)

ターミナルソフトなどに下記を貼り付けて実行してください!

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

ちなみにMac OS Catalinaより前であれば、MacでRuby on Railsをインストール!開発環境構築手順を分かりやすく説明に書いてあるものを参考にしてみてくださいね!

HomebrewがMacにインストールされていたら、以下のコマンドを実行します。

brew install pyenv

これで、pyenvがインストールされます!

2、zshrcあるいはbash_profileをいじって.pyenv内にPythonがインストールされるようにする

先ほどpyenvをインストールしました。
しかし、ただpyenvをインストールするだけでは何も変わりません。

このあとPythonがインストールされた時に、きちんとpyenvの中にPythonがインストールされるように、環境変数というものをいじらないといけません。

以前、MacでRuby on Railsをインストール!開発環境構築手順を分かりやすく説明でRuby on Railsのインストール方法をご紹介したときにも同じようなことをしたのですが、

  • Pythonがpyenvにインストールされるようにする
  • インストール後にはMac標準のPythonではなく、pyenv内のPythonを実行するようにする

必要があります。

そのため、Mac OSがCatalina以降であればMacのHomeディレクトリ(ユーザーディレクトリ)にあるzshrcファイル、以前であればbash_profileファイルの中身をいじりましょう!

ちなみに、どっちをいじればいいかわからない場合は下記コマンドをターミナルに貼り付けて実行してみてください!

env | grep SHELL

実行した結果、/bin/bashと出てくればbash_profileファイル、/bin/zshと出てくればzshrcファイルを触ることになります!

まずはMacのターミナルを開き、Homeディレクトリに移動します。(通常ターミナルを開いた際にはHOMEディレクトリにいると思います)

HOMEディレクトリの位置
// Catalina以降
vi ~/.zshrc 

// Catalinaより前
vi ~/.bash_profile

を実行し、キーボードの「I」を押してINSERTモードに切り替えてから、bash_profileファイルに下記の記述を追記してみてください!

export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/shims:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"

追記をしたら、escapeを押して、「:wq」と打った上でエンターキーを押せば、編集内容を保存してzshrcファイルあるいはbash_profileファイルを閉じることが出来ます。
閉じたあとは、

// Catalina以降
source ~/.zshrc

// Catalinaより前
source ~/.bash_profile

とターミナルでコマンドを実行しましょう。
実行したら、ターミナルの再起動をします。

この時点でターミナルでecho $PATHを実行した時に、きちんとpyenvへのパスが通っていれば、バッチリと設定ができていることになります!

pyenvへのPATHが通っている状態

僕の事例でいえば、上記画像のような感じですね!
.pyenv/shimsと書かれている部分が確認できているので、pyenvへのパスがきちんと通っているのがわかるかと思います!

3、Pythonのインストール

そしてPythonそのもののインストールを行います!
例えばPython3.9.6のバージョンをインストールしたかったら

pyenv install 3.9.6

とターミナルで実行することで、Pythonのバージョン3.9.6をpyenv内にインストールすることができます。

ここで、実際に使用したいPythonのバージョンを指定する際は

pyenv global 3.9.6

とすると、先ほどインストールしたPython3.9.6バージョンを使用することが可能になります。

まとめ

ということで、今回はPythonをMacにインストールするまでの開発環境構築手順について紹介いたしました!

Python、個人的にはかなり面白いなと思っています!

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