サクッとWebサイトを制作したい時の1つの選択肢として、WordPressを使用するという選択肢があります。
最近では、Wix、Jindoなど、簡単にWebサイトを制作するためのツールがたくさんあるので、必ずしもWordPressが優位というわけではないと思いますが、そんな中でWordPressを使ってサクッとWebサイトを制作したい時に、必要なもの・知っておきたいこと・テーマ選びと編集のポイントについて、解説をしたいと思います。
目次
WordPressでWebサイトをサクッと制作するために必ず必要なもの・あったほうがいいもの
まずは、WordPressでWebサイトを制作するために必ず必要なもの・あったほうがいいものについて解説をさせていただきます!
WordPressでWebサイトをサクッと制作するために必ず必要な「Webサーバ」
僕ら人間がPCやスマートフォンを使ってWebサイトを見る時は、上記の図のような流れで、アクセスをする形になります。
それぞれDNSサーバだったりWebサーバだったり難しい言葉が並んでいますが、それぞれ簡単に言うと、WEbサイトにアクセスするためには以下の2つの条件が必要にあります。
- Webサイト(WordPress)のデータ置き場(Webサーバ)
- データ置き場の住所(URL)
このうち、必ず必要になるものが「Webサーバ」になります。そもそも、データ置き場自体がないと、Webサイト(WordPress)が表示されるわけがないですよね。
実はこのWebサーバなのですが、やろうと思えば自分で作ることもできます。
しかし、自分でWebサーバを作ったり、運用・保守・管理をするのは、想像以上に大変です。
そのため一般的には、Webサーバをレンタル形式で利用できて、かつサーバに関する「運用・保守・管理」を行ってくれるレンタルサーバ会社というところから、Webサーバを借りてWebサイトを公開することが多いです。
WordPressを使って手軽にサクッとWebサイトを作りたい場合は、まずレンタルサーバ会社を使ってWebサーバを用意するようにしましょう。
(レンタルサーバ会社選びについては、後ほど説明します)
WordPressでWebサイトをサクッと制作するためにあったほうがいい「ドメイン・URL」
次に、データ置き場の住所(URL)について、説明をしていきたいと思います。
レンタルサーバなどによってWebサイト(WordPress)のデータ置き場が確保されたとしても、データ置き場の住所がわからないと、僕ら人間はWebサイトの情報にたどり着くことができません。
なのでWebサイト(WordPress)が表示されるために必要なものの1つとして、Webサイトのデータ置き場の場所であるURLが必要になります。
では、URLは、どのようにして取得・確保すればいいのでしょうか。
実は、レンタルサーバ会社でWebサーバを借りると、ドメイン(URL)というものが一緒についてくるようになっています。
例えば、レンタルサーバ会社で有名なものの1つとして「さくらインターネット」というサービスがあるのですが、さくらインターネットを使ってレンタルサーバを利用する場合、「○○○.sakura.ne.jp」というURLがセットで利用できるようになります。
レンタルサーバ会社からWebサーバを借りれば、Webサイトが表示されるために必要な
- データ置き場(Webサーバ)
- データ置き場の住所(ドメイン)
が両方確保されるので、WordPressでサクッとWebサイトを制作するときに最低限必要なものは、用意できる形になります。
ちなみに、レンタルサーバ会社から付与されたURL(ドメイン)とは別に、自分の名刺代わりとして独自の名前を持ったURL(ドメイン)を持ちたい!という時には、レンタルサーバとは別に「独自ドメイン」というものを契約して取得する必要があります。
独自ドメインを取得することができるサービスの会社として有名なものとして、お名前.comというものがあります。
WordPressでサクッとWebサイトを制作したい場合のレンタルサーバ会社選びのポイント
ではここからは、レンタルサーバ会社からWebサーバを借りてWordPressでWebサイトを公開するための、会社選びのポイントについて書いてみたいと思います。
おそらく、WordPressを使ってWebサイトをサクッと作りたい場合、レンタルサーバ会社選びで重要視するのが
- WordPressを簡単に利用することができる
- 料金が安い
の2点ではないかと思います。
上記のようなレンタルサーバに関するまとめ記事を見れば、どんなレンタルサーバ会社があるのかという情報はたくさん見ることができるので、この記事で紹介する必要はないかと思っています。
なので、ここでは、上記のようなまとめ記事を見る際に、どの情報を確認すれば良いのか?という部分について、説明していきたいと思います。
ポイント1・利用検討中のレンタルサーバ会社ではWordPressの環境構築が簡単なのかどうかを確認する
まず確認しておきたいのが、WordPressの環境構築が簡単なのかどうかという点です。
まとめ記事やレンタルサーバ会社のWebサイトを見る際に、その会社のWebサーバではWordPressの環境構築が簡単なのかを見極めるためには「1クリック」「簡単インストール」というキーワードに着目してみることが必要になります。
例えば、WordPressを利用する際によく選択されるレンタルサーバの1つにwpX(ダブリューピーエックス)というレンタルサーバ会社があるのですが、
「WordPressが簡単にインストールできる」という旨の情報が掲載されているのがお判りいただけますでしょうか。
(他のサーバでは、1クリックでインストールなどと表現されているケースもあります)
このように、多くのレンタルサーバ会社では、WordPressを簡単にインストールすることができるという機能が搭載されています。
もしかすると、まだこの機能が搭載されていないレンタルサーバー会社もあるかもしれませんので、利用検討しているレンタルサーバ会社では、簡単にWordPressが利用できるか(インストールできるか)どうかを、確認しておきましょう。
ポイント2・レンタルサーバの容量を確認する
レンタルサーバにはそれぞれ、容量の上限というものがあります。
この上限は、簡単にいうと、サーバに置いておくことのできるデータの上限容量をさします。
レンタルで利用させていただくわけですから、当然容量無制限などレンタルサーバ会社側の設備がパンクしてしまうので、上限があることは納得ですよね。
再び、wpX(ダブリューピーエックス)のレンタルサーバを例にとって説明させていただきます。
wpX(ダブリューピーエックス)の場合は、30GBがディスク容量と書いてありますね。
これがいわゆるデータの容量の上限になります!
では、通常のWebサイトはどれくらいの容量があるのか?? というのが気になるところですよね。
ちなみにこのブログArrownは、この記事を書いている時点で950MBのデータ容量があります。
300記事以上書いて1GBいかないということは、よほど容量が極端に少なくない限り、あまり気にする必要はないわけですが、安いサーバの場合容量が少ないケースがあるので、注意すべきでしょう!
ポイント3・SSL対応が気軽にできるかどうかの確認
次にあげるポイントは、最近無視できなくなってきた、SSL対応についてです。
SSL対応は、ざっくりいうとhttp://〜から始まるURLではなくて、https://〜から始まるURLに対応させて安全にWebサイトを閲覧できるようにすることなのですが、最近大手レンタルサーバでは「無料でSSL対応を行う」ケースが増えてきました。
上記に掲載した記事でも紹介されているように、Google Chromeを始めとするWebブラウザが、SSL対応必須を求め始めているのです!
SSL対応をしていないと「このサイトは危険です・・・」みたいな表示をされてしまうということで、事情を知らない人にとっては不安に思ってしまう表示ですよね!
ということで、近い将来SSL対応完全必須が求められることはほぼ間違いない動向なので、サクッとSSL対応ができるとありがたいところ。
例えば、エックスサーバという大手レンタルサーバサービスでは、上記に掲載したURL先で紹介されているように、簡単に無料でSSL対応をWebサイトに導入することができます。
最近この取り組みが少しずつ多くのレンタルサーバサービスに広がっているとはいえ、まだまだ対応しているところも少ないかと思いますので、ぜひSSL対応がさくっとできるレンタルサーバを選んでおきましょう!
ちなみに、WordPressサイトのSSL対応方法については、WordPressサイト常時SSL化(HTTPS化)対応・設定方法と注意点という記事でも紹介させていただいているので、ぜひご覧になってくださいね!
ポイント4・サポート体制の充実
結構大事なのが、サポート体制の充実ですよね。
これも、実はレンタルサーバ提供元によってまちまちだったりします。
例えば、大手レンタルサーバサービス提供元のさくらサーバでは、上記URL先でも紹介されているように、電話でのサポート対応まで行ってくれているのです!
さくらサーバに対して、格安レンタルサーバ提供サービスである「クイッカ」さんでは、電話でのサポートは行われておらず、これだけでもサポート具合に違いがありますよね!
何かあった場合の相談元として、どれだけサポートしていただけるのかは、実はかなり重要だったりします!
一般的には料金が高い=サポートが厚いという図式で問題はないのかなと思います。
ポイント5、そもそもWordPressを設置できるのかどうか
最後は、めちゃくちゃ当たり前といえば当たり前ですが、WordPressをインストールできるかどうか?という点です。
先ほどもご紹介したクイッカというレンタルサーバの一番安いプランである「エントリープラン」では、WordPressを設置することができません。
WordPressはWebサイトや記事のデータを保存しておくためにデータベースというものを必要とするのですが、上記に掲載したクイッカのプラン一覧のページからみると、エントリープランのところのMySQLは×と書かれています。
つまり、WordPressそのものを設置できないということなんですね!
他のレンタルサーバにおいても、特に格安プランにおいては、「MySQL設置不可」という記載がされているものがちょこちょこあるので、こちら注意しましょう!
まとめ
ということで、WordPressでWebサイト制作時に必要なもの&レンタルサーバ会社の選び方のポイントについて長々と書かせていただきました!
個人的には、エックスサーバさんだったり、wpX(ダブリューピーエックス)さんだったりのレンタルサーバが色々とサポートも充実していて、安心安全だと思います。
色々なレンタルサーバサービスがありますが、ぜひ選ぶ時は注意深く色々調べて見てください!